昔のパチ仲間との再会②

前回記事の続きになります。

学生時代にパチ仲間だった友人Mとの再会。その話の中で妻のパチスロ依存症について愚痴?相談?みたいな形でMに話を聞いてもらいました。

リハビリ関係とは言え医療従事者のM。基本的には病院に行くことを勧めるとのこと。

心療内科になるのかな?カウンセリングはあるとして、薬とかあるのかな?依存症に効く薬なんてモノはこの世に存在しないだろうから、寝れないとか落ち着かないとかの症状があるならその薬は出そうだけど。

Mは「当事者である奥さんも、当事者家族である僕君も行ってみることを勧めるよ。俺は専門家じゃないから変なこと言えないし。」と言います。

まぁそりゃそうなんだけど、専門的な知識を持っている人に対応・対処をお願いするのが良いことは間違いない…けど…病院が苦手な人もいるじゃないですか。

病院って異常に待ち時間長いじゃないですか。僕はもうそれだけでダメで、妻も病院は苦手っぽいし。

妻には病院に行くなら行ってくれ、とは言ってます。依存症が発覚して、依存症についてネット等で調べて病院にかかる効果は確かにあるとはわかってるし。

また隠れて、嘘をつかれてパチスロに行くくらいなら病院に行ってくれた方が全然マシだし。

調べてみた範囲で言うと、病院に行くだけで大丈夫ってことはないし、良くなる人もいれば逆に悪くなる人もいる。合う合わないがあるから行かなきゃわからない、って感じです。

悪くなるケースってあるの?って話ですが、僕が調べた中では「借金してからが依存症、妻さんは借金してないんなら大丈夫よ。借金してから来なさい。」なんて無責任なこと言って、本人が「なんだ大丈夫なんじゃん、まだパチスロ行っていいんじゃん。」ってなった話。

最悪すぎるでしょ、これは。こんなケースは稀だと思いますが、病院や医師によって依存症に対する認知の差があるように感じました。

この病院の話に関しては以前に調べたことです。

Mとの会話を続けます。

M「あぁでも俺も以前ちょっと僕君に似たようなことが起きたんだけど病院とか行かずに解決したなぁ。」

僕「ん?似たようなこと?奥さんのことでなんかあったん?」

M「うん。5.6年前になるけどさ、嫁さんがね…いわゆる買い物依存症?になるんかな?僕君のとことはやったことも金額も全然違うけどね。」

僕「買い物依存症かぁ。どんな感じやったん?」

M「ファッションセンターしまむらあるやろ?服屋さんの。あそこで自分の子供の俺の、あらゆる服を買いまくっててさ、発覚した時には押入れや車のトランクやら、しまむらの袋が40や50袋出てきてさ。もちろん未使用札付きで。」

僕「おおお…それはそれでキツいな。」

M「服は嵩張るから発覚が早くて良かったよ。置き場がなくなった感じで発覚したから。しまむらだから価格も安いし。でもあの袋の量を見た時は固まったね。いや、使わないモノをこれだけ買い込んでいったい何がしたいんだ、って。」

僕「まさに買い物がしたいだけ、っていう買い物依存症ってことね。発覚してからどう対処したん?」

M「結論から言うと話し合い、とルール決め、だね。これは買い物依存症ってヤツだと思うからまず自覚して欲しいこと。そして今日以降の買い物は履歴を辿れるように全てクレジットカードですること。お互いの資産や通帳、お金の流れを共有できるように資産管理アプリ(マネーフォワード)を使うこと。変な行動をしないように念のために位置情報もアプリで共有しよう。って。透明化って言えばそうだけど、お互いに監視し合える環境にしたら俺の妻の場合はこれで買い物依存は落ち着いたね。」

僕「位置情報の共有以外はウチと似たようなものだなぁ。奥さんはそれ以降、それっぽい挙動は一回もなかったん?」

M「発覚してから数ヶ月は俺も監視というか気をつけてたけど、大丈夫そうだし、それ以降はまた使わない物まで買ってる…っていうのはなかったんよね。依存症って言うよりは妊娠中とか産後の精神的ななにかやったんかもしれんね。そこはわからんわ。」

というところで、営業中だったお店に別のお客さんが来たので会話はこのあたりで終了。また話そうぜってことで話は終わりました。

金額の大小や期間、失った時間とかの程度の差はあれど、僕と似た感情をMも持ったのだろうと思います。

子供はどんどん大きくなっていくのに何やってんだ、こいつ…という感情。

Mも当時は夫婦間がギクシャクしたし、監視しなきゃ同じことされたら敵わんと思ったし、俺自身も普段の精神状態とは違ってた、って振り返ってました。

だから僕君も感情の整理がつかないとか、現実うまくいかないと思ったら病院も視野に入れておかないと鬱とかなると厄介よ、とも言ってました。

うーん、病院ねえ。。

過大評価してると思うけど僕はメンタル強いので病院は考えてないけど、Mと話せたことで心が少し楽になった感じはあります。

この場を借りて、Mに感謝です。ありがとう。

僕と妻の場合も病院に行ってないし、お互いのルールを決めてる形で現在進行しているところです。ここまでは妻の言う分には大丈夫そうですが、まだ日が浅いのでなんとも言えないのが現状です。

隣の芝生は青いなんて言いますが、なんの問題もなさそうに見えても、実際はみんな各々なにかがあったりするものかもしれません。

僕ら夫婦もたぶん周りから見たらなんの問題もなく幸せそうな家族だなって思われてると思います。

Mみたいに、何年か経った時にあの頃はそんなことあったな、って言えるようになればいいですが…

これだけは時間が経たないとわかりませんね。

それでは

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